[caption id="attachment_10123" align="alignleft" width="300" caption="早期全通に向け決意を述べる酒井商工会議所会頭"][/caption]
静岡、山梨、長野県の商工会議所など経済団体で構成する中部横断自動車道経済懇談会(会長=酒井公夫静岡商工会議所会頭)は9月9日、静岡市内の清水ふれあいホールで、20年度総会を開催した。関係者約100人が出席し、今年度の事業計画や予算を原案通り承認。早期の全線開通を求める決議を満場一致で採択した。
主催者挨拶で酒井会長は、長坂JCT~八千穂高原ICまでの約40㌔区間については、依然として基本計画区間のままであると指摘。「1日も早く整備計画区間への格上げが実現できるよう一丸となって取り組んでいく」と述べ、「今後も引き続き関係機関等に対し、中部横断道の必要性・重要性を強力に訴え、1日も早い全線開通に向けて、全力を傾注していく」と決意を述べた。
決議は▽基本計画区間である長坂JCT~八千穂高原ICの整備計画区間への早期格上げを図る▽新直轄方式区間である南部IC~下部温泉早川IC間の、着実かつ早期整備推進▽真に高速交通自動車網を必要とする地方の声に十分配慮し、整備に必要とされる予算を確保―以上3項目の骨子を盛り込み、関係者一同は、中部横断自動車道の1日も早い早期全線開通と、関東大環状連携軸構想の実現を目指していく決議を採択した。