福島沖地震 常磐道17日に全線開放 赤羽国交相「4車線化急ぐ」と表明

NEXCO東日本は17日、福島県沖を震源とする地震で起きた土砂崩れのため、常磐自動車道・相馬IC~新地IC間で実施していた通行止めを午後6時に解除。地震発生以来4日ぶりの全線開通となった。設備の損傷などで運転見合わせとなっていた東北新幹線は24日に運転再開した。

21日、福島県庁で赤羽一嘉国交相と内堀雅雄福島県知事が意見交換。内堀知事は「幾重の困難を抱え、県民の中には心が折れかねない方もいる」として、大規模災害に備えた道路整備の取り組みを要請。赤羽国交相は「常磐自動車道の4車線化は急務」として、相馬IC~新地IC間の4車線化事業の着手に加え、既に事業化しているいわき中央IC~広野IC間を浪江ICまで延長する方針を表明した。

赤羽国交相はその後、東北新幹線の代替として増備しているバスターミナルや常磐自動車道等を視察し、復旧状況を確認した。

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