NEXCO西日本中国支社が4車線化事業を進めてきた岡山自動車道・賀陽IC~有漢IC間(延長12.9㌔)のうち、賀陽IC付近延長2.0㌔が、26日午後3時に完成し、片側1車線の2車線で対面通行していたものが、4車線で走行できるようになる。
また、現在事業中の賀陽IC~有漢IC間の高梁SA付近延長2.7㌔については、4月5日午後4時に、暫定2車線の対面通行から、上下線を分離した車線の運用へ切替を行い、6月には4車線化が完成する予定である。
5日、国が4車線化を実施する候補箇所として賀陽IC~有漢IC間約4.5㌔が選定されたことにより、同区間が全て4車線化される見通しとなった。
岡山自動車道は岡山JCT~北房JCTを結ぶ高速道路で、総延長43.9㌔。岡山JCT~賀陽IC間は既に4車線化されている。有漢IC~北房JCT間は、現在有漢IC付近・4.7㌔が工事中で、22年度に完成予定となっている。今回の候補箇所となったことで、岡山自動車道が全線4車線化に大きく前進することとなった。
今回の選定に関して、岡山県の伊原木隆太知事は、「岡山米子線は、県の南北交通の基幹軸であるとともに、今後発生が懸念されている南海トラフ大地震等、大規模災害時の緊急輸送道路ネットワークとして重要な役割を担う道路である。4車線に整備されることより、安全性や定時性、ネットワークの代替性が確保され、地方創生や国土強靱化の実現に、大きく前進するものと受け止めている」と喜びのコメントを発表していた。