町から村から(6月~7月)

北海道の声を中央に 高速道路政策を着実に推進

北海道高速道路建設促進期成会(会長=鈴木直道北海道知事)

高規格道路ネットワークを国家戦略として重点的に整備・構築し、北海道を支える基盤を確立することは道民の総意であり、既に整備が進んでいる地域で発揮されているストック効果を全道へ広げ、近年の大規模災害の激甚化・頻発化や新型コロナウイルス拡大の影響から道民の命と暮らしを守るため、従来以上のスピード感をもってその整備を進めることが必要である。

維持管理・更新のあり方も含め、高速道路政策を着実に進めるためにも、北海道の声や実情を確実に中央へ届け、次の事項の実現を強く求める。

一、防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策に必要な予算・財源を当初予算において安定的に確保するとともに高規格道路の事業推進及び維持管理を確実に実施するために必要な22年度予算における所要額の確保

一、北海道の強靭化、地方創生の実現に向けて平時でも災害時でも安定的な人流・物流を支える強靭なネットワークの構築に向けた、高規格道路のミッシングリンクの解消、暫定2車線の4車線化及び大規模更新・大規模修繕の計画的実施と耐震強化の推進

一、新広域道路交通計画に基づく取組を推進し、重要物流道路などネットワークの強化を図るため、事業化区間の早期開通、計画段階評価を速やかに実施するなど未着手区間の早期事業化

一、高速道路のさらなる利活用を図るため、スマートICなど出入り箇所の増設や一時退出サービスの拡充、フルジャンクション化、SA・PAの整備のほか、暫定2車線区間におけるワイヤーロープの設置などの安全対策の促進

一、高規格道路にける高いサービス水準を将来に亘って持続的に提供するとともに、地域の意見も踏まえた、維持管理・更新事業を確実に実施するために必要な新たな財源の創設および安定的な所要額確保

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大栄~横芝間24年度開通へ 確実に事業の推進を

圏央道建設促進期成同盟会(会長=熊谷俊人千葉県知事)

圏央道はアクアラインと一体となって、首都圏の各都市と成田空港などの拠点間を環状につなぎ、国際競争力の強化や国土強靭化を図るとともに、地方創生と地域経済の活性化を実現していくうえで極めて重要な高規格道路である。

県内の圏央道周辺地域では、観光施設への入込客数の増加や、物流施設等の立地の進展など経済に好循環をもたらすストック効果が現れている。

ポストコロナ時代の「新たな日常」を実現するとともに、地方創生及び国土強靭化を推進し、ストック効果を県内はもとより、首都圏に広げていくためにも、圏央道の早期完成が必要不可欠であり、「人」と「モノ」の流れがより活性化することで、我が国経済の更なる好循環に結ぶつくことが期待さる。

大栄・横芝間については、24年度の開通に向け、着実に事業が推進されており、圏央道の一日も早い全線開通のため、県と沿線市町が一体となって、国やNEXCO東日本を最大限支援していく。

暫定2車線区間である県境・大栄間については、24年度までの4車線化に向けて、事業が推進されている。

一方で、横芝・木更津東間については、対面交通の安全性や大規模災害時の対応、一部区間での速度低下などの課題があることから、安全で円滑な交通の確保や防災力の向上を図るためにも、早期の4車線化が必要となっている。

また、(仮称)かずさインターチェンジについては、企業立地の促進、物流の効率化、観光振興などに寄与することから、早期整備が求められる。

さらに、圏央道の千葉県区間における休憩施設については、国、県、NEXCO東日本で構成する「圏央道(千葉県区間)休憩施設調整会議」において、神崎パーキングエリア(仮称)は、圏央道の4車線化に併せて早期供用を目指すことや、山武パーキングエリア(仮称)の早期事業化を目指し、必要な手続きに着手することを確認したところであり、今後、高速道路を安全で快適に利用するためにも、これら休憩施設の早期整備が必要である。

つきましては、次の事項の実現について、特段のご配慮を賜りますよう、ここに要望する。

1、大栄・横芝間については、24年度の開通に向け、確実に事業を進めること。

1、県境・大栄間の4車線化については、24年度までの供用に向け、確実に事業を進めること。また、横芝・木更津東間については、早期に4車線化に着手し、一日も早く完成させること。

1、(仮称)かずさインターチェンジの早期整備を図ること。

1、神崎パーキングエリア(仮称)については、24年度までの供用に向け、確実に整備を進めること。また、山武パーキングエリア(仮称)については、早期供用を図ること。

1、圏央道のストック効果を最大限発揮させるため、銚子連絡道路や長生グリーンラインなどインターチェンジへのアクセス道路が確実に整備されるよう必要な予算を確保すること。

1、「アクアライン割引」の継続と、必要な予算を確保すること。

1、防災、減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の確保と計画的な事業の推進を図ること。

1、道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、道路関係予算全体を増額し、必要な予算を確保すること。

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