[caption id="attachment_11407" align="alignleft" width="300"] 7月28日に貫通した豊岡道路の戸牧トンネル[/caption]
国道483号北近畿豊岡自動車道の豊岡道路・豊岡IC~但馬空港IC間(延長2・0㌔)で計画されている2本のトンネルのうち、戸牧(とべら)トンネルが7月28日に貫通した。貫通式開催日は未定。
戸牧トンネルは、兵庫県豊岡市戸牧~同市佐野区間を結ぶ延長602㍍、幅員10・5㍍。昨年4月より、豊岡市戸牧方面から掘削を開始していた。
北近畿豊岡道は、兵庫県豊岡市を起点に、兵庫県丹波市の春日JCT・ICに至る延長約73㌔の高規格幹線道路で、兵庫県北部の但馬地域と丹波地域を直結するとともに、京阪神都市圏との連携強化により、地域活性化を支援する。北近畿豊岡道の一部を構成する豊岡道路は、災害時等の交通の確保、第3次医療機関へのアクセス向上、観光振興への支援を目的に26年度に工事着手し、24年秋頃の開通を目指し整備を進めている。
現在、北近畿豊岡道の春日JCT・IC~但馬空港ICまでが開通済みで、唯一未着手区間だった豊岡道路Ⅱ期・豊岡IC~豊岡北IC間(延長5・1㌔)が昨年4月に事業化されたことにより、全線で事業着手。また、山陰近畿道の竹野道路・豊岡北JCT・IC~竹野IC間(延長4・9㌔)も21年度に事業化が決定した。残る未事業化区間である竹野~佐津間(延長約15・1㌔)が開通すれば、将来的に豊岡北JCT・ICで山陰近畿自動車道と接続し、大阪方面から鳥取や島根までの山陰ルートが高規格道路で結ばれる。