NEXCO中日本は、慢性的な渋滞が発生している名神高速道路・一宮IC~一宮JCT間について、今月下旬より6車線化工事に着手すると発表した。
同区間は、19年実績で1日約9万台の交通量があり、朝夕の通勤時間帯や交通混雑期を中心に激しい渋滞が年間約1400回発生。これまで、規則正しく1台ずつ交互に合流するファスナー合流などの渋滞対策により、渋滞は緩和しているものの、引き続き渋滞が発生している状況であった。
工事では、現況の道路幅は変更せず、車線幅や路肩幅を変更し、4車線を6車線(片側3車線)に改良する。車線数を6車線にすることで、1車線の幅が3・60㍍から3・25㍍に縮小。路肩幅も狭くなるため、緊急時の車両停車用に非常駐車帯を設置する。
同様の対策を実施した東名・音羽蒲郡IC~豊田JCT間では、交通集中による渋滞回数が対策前と比較して約9割削減されており、今回の対策箇所においても大幅な渋滞削減効果が期待される。