新東名の路車協調実証実験 共同実験者を公募

NEXCO中日本はこのほど、建設中の新東名高速道路で2023年度から行う予定となっている「高速道路の自動運転時代に向けた路車協調実証実験」共同実験者の公募を始めた。公募期間は2月15日午後4時まで。実験は約1カ月を想定している。

自動運転社会に向けて、路車間通信(V2Ⅰ)を活用することで、より安全、安心、快適な走行空間を確保できるかを検証するほか、高速道路上において、コネクテッド車と非コネクテッド車との混在を想定しての、高速道路の高度化メニューや、新規ビジネスの創出も検討する。

NEXCO中日本によると、実験が行われるのは、新秦野IC~新御殿場ICのうち、静岡県内の一部区間約4㌔。路上障害情報の後続車への提供、路面状況や走行環境に応じた最適な速度情報等の提供、車載センサ等を活用した維持管理情報や運行支援情報等の収集・提供、コネクテッド車の緊急停止時における遠隔監視、操作、交通状況に応じた情報提供による高速道路ネットワークの最適化、交通状況に応じた車群制御情報の提供による交通容量の最大活用、目的地別の追随走行支援の7つのユースケースを実証する。

これらに加えて、実験参加希望者からの提案も受け付ける。また、この実証実験は国土交通省と国土技術政策総合研究所が実施している「自動運転の普及拡大に向けた道路との連携に関する共同研究」とも連携していく予定。

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