阪和道・湯浅御坊道路 有田~印南間 待望の4車線化完成 

[caption id="attachment_11866" align="alignleft" width="300"] 12月26日、和歌山県田辺市で行われた4車線化完成記念式典[/caption]

昨年12月18日に供用 渋滞解消、国土強靱化に期待感

近畿自動車道紀勢線・有田~南紀田辺間の4車線化事業のうち、湯浅御坊道・有田IC~御坊IC間19・4㌔と阪和自動車道・御坊IC~印南IC間9・8㌔の4車線化工事が昨年12月18日午前6時に完成、同時刻から供用開始された。待望の4車線化完成を祝して同月26日、和歌山県田辺市で記念式典が開かれ、渋滞解消による定時性の向上、国土強靱化の前進に期待感が満ちた。

式典には県や沿線自治体の首長、地元選出国会議員、NEXCO西日本など関係者約200人が出席。西日本の前川秀和社長は「完成前の日曜日は最大17㌔の渋滞が発生したが、完成後の日曜日には渋滞が見られず、早くも今夏を発揮した」と挨拶し、「今後、残る4車線化事業区間の印南~南紀田辺間も完成に向け、積極的に事業を進めていく」と早期4車線化に強い決意を示した。

続いて、仁坂吉伸和歌山県知事は「高速道路が渋滞すると、次から人が来てくれなくなる。4車線化をチャンスに県民とともに活性化に取り組む」と挨拶。来賓の二階俊博衆議院議員は「夢にまで描いた4車線化を迎えた」と語った。
地元を代表して、若山工業高等専門学校環境都市工学科4年の田上凛さんが「地元が住みやすい、訪れやすい場所になったことは誇りに思う。4車線化は多くの人たちの笑顔につながる」と喜びの声を語った。

有田~御坊間は13年に国から事業認可を受け、川辺ICのフルIC化と合わせて4車線化事業に着手。御坊~印南間は16年に事業認可を受け工事が進み、今回、有田~印南間の4車線化、川辺ICのフル化が完成した。続く阪和道・印南~南紀田辺間約8・7㌔の4車線化については現在、調査・設計が進んでいる。

パーマリンク