[caption id="attachment_12827" align="alignleft" width="300"] スローガンを掲げ「4車線化と早期整備を!」と気勢[/caption]
鳥取県西部圏域のみならず、山陰の中海・宍道湖・大山圏域の振興にとって生命線とも言える中国横断自動車道岡山米子線の強靱化に不可欠な4車線化と、米子~境港間の早期事業化を訴える総決起大会が8日、都内で行われた。
鳥取県、中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC~境港間)整備促進期成同盟会(会長=伊木隆司米子市長)が主催し、中国横断自動車道岡山米子線整備促進鳥取県議会議員連盟、中国横断自動車道岡山米子線全線4車線化促進市議会連盟、鳥取県西部地域振興協議会、中海・宍道湖・大山圏域市長会、境港管理組合議会の5団体が共催した総決起大会。会場となった衆議院第1議員会館大会議室に沿線首長、議員や経済界等から約80人が参加し、早期整備を求める地域の熱意が示された。
冒頭、挨拶に立った平井伸治鳥取県知事は、優先整備区間に選定されている蒜山IC~米子IC間、北房IC~賀陽IC間の早期4車線化の実現とともに、重要港湾の境港と米子ICを結ぶ区間の早期事業化を強く要請。その中で、2006年に事業凍結された米子IC~米子北IC間についても言及し、「凍結されて16年経過した。全国の状況を見ても、ミッシングリンクを繋げることでコンセンサスが取れている」として、凍結解除に力を尽くしていくことを語った。
続いて登壇した伊木米子市長は「暫定2車線では雪等による通行止め、渋滞により、十分な経済効果が発揮できない」と4車線化の必要性を強調。さらに、米子IC~境港間の事業化による蒜山IC~境港間の早期全線完成を訴えた。
大会では陶山清孝南部町長が、岡山米子線の全線4車線化と米子IC~境港間の早期整備、米子IC~米子北IC間凍結解除を求める決議案を朗読し、満場一致で採択。平井鳥取県知事から国土交通省道路局の橋本雅道高速道路課長、伊木米子市長からNEXCO西日本の後藤貞二常務執行役員に要望書が手交された。
最後には伊達憲太郎境港市長の発声のもと、声高らかに「ガンバロー三唱」を行い、「岡山米子線を全線4車線化し、境港までつなげよう!」と気勢を上げた。