中日本初 損傷現場公開 新たな知見踏まえた老朽化対策 西湘バイパス「滄浪橋」公開で理解深める


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越波や塩害により老朽化が進んでいる西湘バイパス=滄浪橋=

昨年12月13日、NEXCO中日本初となる〝損傷現場〟の公開が神奈川県の西湘バイパスで実施された。工事現場はこれまでも繰り返し公開されているが、今回は老朽化が進んでいる現況を報道陣に詳しく説明する試みだ。開通から50年を経た道路が今後10年で約半数に達する同社では、笹子トンネル事故を教訓とした老朽化対策により、最新の知見を踏まえ新たな損傷箇所も見つかっている。報道陣の目に、老朽化は、どう映るのかーー。「安全・安心な道を子供たちに残したい」と願う同社にとって、国民の共感を得る〝大きな一歩〟となった。


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砂浜移動ができる高所作業車で視察する報道陣

今回公開されたのは全通から50年が経過する西湘バイパスを代表する橋で、小田原市の国府津ICにも近い「滄浪橋(そうろうばし)」(全長約2700㍍上下別で延長約5600㍍)。老朽化の一因となる塩害の状況を分かりやすく伝えられる場所として選ばれたものだ。小田原市内で座学のレクチャーを受けた報道陣は、現場に移動した後、PC桁の損傷状況を視察するとともに、PC鋼材を塩害から守るクラウドという注入剤の充填調査についてより詳しい説明を受けた。

砂浜を移動できるキャタピラ付きの高所作業車に乗り込み5㍍の高さまで昇ると目の前の橋桁には、高波に巻き上げられた大きな石がぶつかった痕や、金属が飛び出しているような箇所が多数見受けられた。同行した東京支社構造技術課の川尻克利課長から、「一抱えもある岩が床版まで打ち上げられたこともある」と聞いて、自然の驚異を改めて思い知らされた。

NEXCO中日本によると滄浪橋ではこれまで、全269径間のうち240径間を占めるPC橋を対象に、37径間(約2200カ所)でPCグラウト充填調査を実施し、約270カ所で充填不足を確認し、このうち約100カ所でPC鋼材に軽微な錆を確認している。37径間の調査に費やされた年月は「約6~7カ月」だという。

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損傷箇所

終わりのないメンテナンスに向けて、大きな一歩を踏み出した同社では、「この先も高速道路の機能を将来にわたり維持・継続するため、中空床板等の路面陥没、PC鋼材の腐食及びグラウト充填不足、 舗装路盤部の疲労破壊など新たな知見を踏まえた劣化事象の対策を実施して行く」方針だ。


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