[caption id="attachment_13092" align="alignleft" width="300"] 「有料を活用して阪神湾岸地域の高速道路整備を」と気勢を上げた[/caption]
超党派の国会議員でつくる「阪神湾岸地域高速道路網整備促進国会議員連盟」(会長=末松信介自民党参議院議員)は1月30日、参議院議員会館で総会を開催した。齋藤元彦兵庫県知事など沿線自治体首長も参加し、名神高速道路と阪神高速道路湾岸線を結ぶ名神湾岸連絡線、大阪湾岸道路西伸部、神戸西バイパスの3区間の整備を強力に要請していくことを確認。国土交通省に対し、有料道路事業による整備促進等を求める要望書を提出した。
総会には齋藤知事のほか久元喜造神戸市長、石井登志郎西宮市長らが出席。国交省から石井浩郎副大臣や丹羽克彦道路局長、堀田治港湾局長、NEXCO西日本から芝村善治副社長など幹部も出席した。議連の事務局長を務める足立敏之自民党参議院議員を進行役に議事が進められた。
冒頭、末松会長が「阪神湾岸地域の大阪湾岸道路西伸部と名神湾岸連絡線、神戸西バイパスは一体となって広域的なネットワークを形成し、慢性的な渋滞緩和、物流の迅速化・円滑化を図る事業効果の高い路線」と挨拶。「整備加速のため有料道路事業を活用して、直轄との2馬力で進むよう訴えていきたい」と決意を語った。
要望書では名神湾岸連絡線、大阪湾岸道路西伸部、神戸西バイパスの整備促進を柱に、名神湾岸連絡線については「有料道路事業の早期導入及び大阪湾岸道路西伸部に遅れることのない開通」を明記。国土強靭化5か年加速化対策後の別枠予算確保、維持・更新事業等を安定的に実施するため料金徴収期間の延長とも盛り込まれた。
要望を受けた石井副大臣は「3区間は関西圏の大きな発展につながる。国交省として整備をしっかりと後押ししていきたい」と前向きに取り組毛姿勢を示した。