国土交通省金沢河川国道事務所は先月5日、国道470号バイパスとして整備中の能越自動車道「輪島道路」で、のと三井IC~のと里山空港IC間の約4・7㌔が9月16日に開通すると発表した。
能越道は北陸道・東海北陸道の小矢部砺波JCTから能登半島を北上する高規格道路。高岡ICまでは県道路公社が管理する有料道路で、高岡IC以北は国、県が管理する無料道路となっている。北端の輪島までが事業化済みで、今後、さらに輪島ICまでの残り6・8㌔の整備を急ぐ。
輪島道路の開通で能登北部地域へのアクセスが良くなり、観光客の誘致や交流人口の拡大が期待される。また、能登地域で唯一の救命救急センターである公立能登総合病院への救急救命活動が支援できる。全通すると周辺市街地の渋滞や交差点の回避により輪島市内から七尾市までの所要時間は69分から51分へ短縮する見通しだ。