政府は3日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で「デジタル田園都市国家構想実現会議」(議長=岸田文雄首相)を開き、高速道路に設置する自動運転専用レーンを2025年以降、東北自動車道にも新設する方針を示した。政府は既に新東名高速道路で自動運転専用レーンを設置する方針を示している。
地方の暮らしをデジタル技術で豊かにすることを目的に、今年度末に策定する「デジタルライフライン全国総合整備計画」に盛り込む。
自動運転専用レーンは、24年度に新東名の駿河湾沼津SA~浜松SA間約100㌔に設置し、深夜時間帯に自動運転トラックの実証運行を開始。2024年問題など、より逼迫することが予測される物流の人手不足、働き方改革等に対応するため、26年度以降にも実用化を目指すこととしている。
東北道のレーンの区間や走行時間帯など詳細は今後検討する。