東海北陸道、東海環状道4年ぶりに整備促進大会 4車線化と早期全通を求め国へ要望
岐阜県の古田肇知事が会長を務める、東海北陸自動車道建設促進同盟会と東海環状道路建設促進期成同盟会は10日、東京・平河町の砂防会館別館で「23年度整備促進大会」を開催した。
白川郷以北の4車線事業が進み、残る暫定2車線区間の4車線事業化を目指す東海北陸道と、工事が全面展開され26年度の全線開通が視野に入った東海環状道の両沿線地域。4年ぶりのリアル開催となった大会には会員はじめ、沿線選出の国会議員、国土交通省、NEXCO中日本代表ら総勢132人が出席し、ポテンシャルの高まりによりニーズが高まる両道の4車線化に向け、心を一つにした。
会長あいさつで古田知事は、東海環状道の全通を「ミッシングリンクがリンクになる」と表現。岐阜と三重県が初めて高速道路で結ばれることに触れ「新しい地域交流の幕開け」と喜びを語った。
来賓祝辞では棚橋泰文衆院議員、橘慶一郎衆院議員、金子俊平衆院議員らが、整備促進への熱い思いを語った。意見発表では、今年度、東海北陸道・城端スマートICの供用が予定される南砺市の田中幹夫市長と、東海環状道・本巣PA開業を見据える本巣市の藤原勉市長が登壇し、「地域躍進のチャンス」と期待を述べた。