山陰近畿道整備促進へ 決起大会開催

[caption id="attachment_14404" align="alignleft" width="300"] 京都、兵庫、鳥取3府県知事が要望書を手交。早期整備を訴えた[/caption]

山陰近畿自動車道整備推進決起大会が1月23日、東京・永田町の衆議院第1議員会館で開催された。北近畿と山陰地方を結び、日本海国土軸を担う山陰近畿自動車道の早期完成が訴えられた。

決起大会は山陰近畿自動車道推進議員連盟(会長=石破茂衆議院議員)と同整備推進協議会(会長=西脇隆俊京都府知事)の共催。京都、兵庫、鳥取3府県選出の国会議員のほか、西脇京都府知事、齋藤元彦兵庫県知事、平井伸治鳥取県知事など沿線首長ら約200人が出席し、議連事務局長の谷公一衆議院議員の司会進行で行われた。冒頭、石破議連会長が「山陰近畿自動車道は地方だけでなく、国として不可欠な道路ネットワーク。完成に向け総力を結集していきたい」と挨拶。早期整備に決意を表明した。

推進協議会会長として挨拶に立った西脇京都府知事は「延長約120㌔のうち72㌔が未供用で、39%の47㌔が未だ事業化されていない」と山陰近畿自動車道の現状を説明。「日本海沿岸のミッシングリンク解消は国土強靭化にも資するものであり、道路関係予算の確保に向け3府県連携して取り組む」と語った。

続いて西脇京都府知事から石破議連会長、齋藤兵庫県知事から加藤竜祥国土交通大臣政務官、平井鳥取県知事から佐藤信秋自民党ITS推進・道路調査会会長代理へ要望書が手交された。浜坂道路Ⅱ期や大宮峰山道路など事業中区間の予算確保や鳥取~覚寺、佐津~竹野、城崎温泉~網野など未事業化区間の早期事業化等を求める要望の実現を誓い合った。

意見発表では、沿線首長を代表して中山泰京丹後市長、関貫久仁郎豊岡市長、長戸清岩美町長が山陰近畿自動車道の整備加速化への思いを語った。大会の締めとして深澤義彦鳥取市長、浜上勇人香美町長、城﨑雅文宮津市長の発声で「がんばろう」三唱が行われ、早期整備に向け気勢を上げた。

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