[caption id="attachment_14847" align="alignleft" width="300"] 中海・宍道湖・大山圏域の活性化へ整備促進を目指す[/caption]
中海・宍道湖8の字ルート整備推進会議(会長=上定昭仁松江市長)は5月13日、松江市で総会を開催。中海、宍道湖の沿岸地域を高規格道路で結ぶ「中海・宍道湖8の字ルート」の早期整備を国等へ訴えていくことが確認された。
「中海・宍道湖8の字ルート」は、既存の山陰自動車道と計画中の米子・境港間、中海・宍道湖北岸の高規格道路を繋ぎ、島根、鳥取両県に及ぶ中海・宍道湖・大山圏域を結ぶ構想。
同圏域は、約65万人が集積する日本海側有数の都市圏であり、重要港湾の境港や出雲縁結び空港、米子鬼太郎空港等の交通の要衝を抱えるほか、歴史文化に裏打ちされた豊富な観光資源も有する。これらを最大限に活用し、地域活性化に結び付けていくため、8の字ルートの整備は喫緊の課題とされている。
総会では、上定会長が「能登半島地震を受けて、同じ半島部を持つこの圏域での緊急輸送路の重要性が改めて認識された。地元が一体となって8の字ルートの実現を力強く進めていきたい」と挨拶。①米子・境港間、境港・出雲間の高規格道路の整備推進②山陰道の整備と機能強化の推進③「国土強靱化5か年加速化対策」完了後も安定した予算・財源を通常予算とは別枠で確保すること――等を骨子とする決議案が満場一致で採択された。