整備促進、国土強靱化で要望続く

[caption id="attachment_15012" align="alignleft" width="300"] 赤澤財務副大臣に要望書を手交する平井鳥取県知事[/caption]

赤澤財務副大臣「国土強靱化、計画的に」ミッシングリンク10県と知事会議要望

「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議」は23、24日、財務省、国土交通省、自民党への要望活動を実施した。ミッシングリンク10県知事会議は山形、福井、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、宮崎の10県で構成。平井伸治鳥取県知事ら要望団は23日に財務省で赤澤亮正副大臣、24日に国土交通省で吉岡幹夫事務次官、自民党で梶山弘志幹事長代行と面談し、要望書を手交した。

要望書は、激甚化・頻発化する自然災害等に備え国土強靱化を進めるため、更には生産性の向上、国際競争力の強化のため「ミッシングリンクの早期解消を図り、高規格道路ネットワークの整備を促進すること」を要望。そのため未事業化区間の計画段階評価などの速やかな実施と早期事業化を求めた。

加えて、①2025年道路関係予算の所要額を確保すること②防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の最終年度となる25年度においても、必要な予算・財源を確保すること③国土強靭化実施中期計画を24年度内の早期に策定すること④4車線化の優先整備箇所の早期整備を図ること――も盛り込まれた。

平井鳥取県知事はこれら要望書の趣旨を説明。ミッシングリンクを抱える各県の思いを伝えた。

赤澤財務副大臣は「国土強靱化のための5か年加速化対策は最後までやりきることと、今後中期計画を策定し、計画的に実施したい。4車線化の優先整備箇所もしっかりやっていきたい」と発言。「ミッシングリンク解消について強い要望があったことは主計局に伝え、しっかり検討していく」と、要望実現に前向きな姿勢を示した。

パーマリンク