[caption id="attachment_15299" align="alignleft" width="300"] 9月23日、戸牧トンネル内で行われた開通式典[/caption]
国道483号北近畿豊岡自動車道の豊岡道路・但馬空港IC~豊岡出石IC間(延長2㌔)が9月23日午後4時に開通した。同日は豊岡出石ICに接続する県道(主)但馬空港線、豊岡出石インター線も同時開通した。この開通により、但馬空港ICから第3次救急医療機関「豊岡病院」までの搬送時間は約8分短縮し、西日本屈指の温泉街・城崎温泉などへのアクセス向上も図られ、観光活性化が期待される。
豊岡出石IC付近の戸牧(とべら)トンネル内で開催された開通式典には、服部洋平兵庫県副知事や関貫久仁郎豊岡市長ら自治体首長、国土交通省の長谷川朋弘近畿地方整備局長、谷公一衆院議員や末松信介、足立敏之両参院議員ら国会議員など関係者約200人が出席し、テープカットやくす玉開披、万歳三唱で開通を祝った。
関貫市長は「産業、観光振興、地域活性化を一層向上させていく」と述べ、長谷川局長は「残る区間の豊岡出石IC~豊岡北JCT間についても昨年12月に工事着手している。北近畿豊岡自動車道の1日も早い全線開通を目指し事業を推進していく」と山本巧道路局長の挨拶を代読した。
豊岡道路は2018年度に工事着手。幅員12㍍の2車線、設計速度は80㌔/時。現在事業中の豊岡道路(Ⅱ期)・豊岡出石IC~豊岡北IC間(延長5・1㌔)が開通すると、兵庫県豊岡市から丹波市までを結ぶ北近畿自動車道(延長約73㌔)は全線開通を迎える。