[caption id="attachment_15353" align="alignleft" width="300"] 道の駅「いたの」[/caption]
国土交通省、NEXCO西日本は2日、高速道路の休憩施設の不足解消に向けた一時退出社会実験として、徳島県の道の駅「いたの」を高速道路の立ち寄り施設として活用すると発表した。
国交省では高速道路ネットワークを賢く使う取り組みの一環として、休憩施設などの不足を解消し、良好な運転環境を実現するため、高速道路からの一時退出を可能とする「賢い料金」の試行を、現在全国26カ所の道の駅を対象に実施している。
同実験では、ETC2・0搭載車を対象に、高松自動車道・板野ICで流出し、道の駅「いたの」に立ち寄り後、2時間以内に同ICから再流入して順方向に利用した場合、目的地まで高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金に調整する。11月6日0時から開始される。
道の駅「いたの」ではEV急速充電器や全国初となる道の駅併設の移動式水素ステーションも整備されているほか、大規模災害に備えたヘリポートや耐震性貯水槽等も設置。重点「道の駅」、防災「道の駅」に選定されている。
利用者は休憩や食事、買い物など道の駅が提供する多様なサービスが利用可能となるほか、災害時等の緊急避難や各種情報の入手にも活用でき、より利便性の向上が期待される。