[caption id="attachment_15454" align="alignleft" width="300"] 鈴木自民党総務会長に提言書を手交する阿部長野県知事ら要望団[/caption]
中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会(会長=阿部守一長野県知事)は15日、東京・内幸町のイイノホール&カンファレンスセンターで定期総会を開催した。中部縦貫自動車道をはじめとする北陸関東広域道路は北陸、飛越、甲信地域と関東地方を最短経路で結び、地域住民の生活、安心・安全を支える重要路線。残るミッシングリンクの早期解消と予算確保に向け一致団結して取り組んでいくことを誓い合った。
同同盟会は長野、富山、石川、福井、岐阜、山梨6県と沿線33市町村で構成。総会に沿線関係者のほか、地元選出国会議員、国土交通省など約80人が出席し、中部縦貫道を構成する松本波田道路や高山東道路、高山清見道路、大野油坂道路の整備促進等を求める決議が採択された。
総会後、阿部会長ら同盟会関係者らは提言活動を実施。自民党本部で鈴木俊一総務会長、国土交通省で吉岡幹夫事務次官、佐々木俊一道路局次長、財務省で尾身伴則主計局主査と面談し、決議をもとにまとめられた提言書を手交した。
阿部会長は「能登半島地震をはじめ、これまで発生した大雨、大雪の際にも高速道路など主要幹線道路網は、命をつなぐ物資の輸送や救急活動に大きな役割を果たしてきた」として、地域の安全・安心、国土強靱化、地方創生のためにも中部縦貫道はじめ北陸関東広域道路のミッシングリンク解消を提言。鈴木総務会長は「この道路が持つ意義や整備効果を理解した」と応じ、提言内容に理解を示した。