NEXCO東日本さいたま工事事務所は19日、関越自動車道・高坂SA付近で工事を進めていた付加車線について、3月下旬に運用を開始すると発表した。
付加車線の運用が開始されるのは、高坂SA前後の坂戸西スマートIC~東松山IC間。SA入口ランプに通じる下り線0・5㌔、上り線2・2㌔の付加車線が完成し、片側3車線から4車線となる。
高坂SA付近は、下り勾配から上り勾配へ変わるサグ部で、無意識に速度が低下することから、土休日の午前を中心に下り線が、午後を中心に上り線が渋滞する傾向が顕著だった。
サグが起因する渋滞ポイントは関越道に点在しているが、こうした部分の車線を増設し、交通容量を増やすことで渋滞しにくくする付加車線の設置が進められてきた。これまで8カ所で計13・4㌔が開通。渋滞の解消で効果を示してきた。
高坂SA付近は現状、上下線とも最大のボトルネックとなっており、今回の付加車線の運用開始で渋滞の緩和が期待されている。今後も付加車線工事は続き、高坂SA付近では更に上り線1・2㌔、下り線0・8㌔で工事が進む。他に鶴ヶ島IC付近の上り線2・2㌔でも付加車線工事が進められている。