山陰道の早期ネットワーク化など 溝口島根県知事が太田国交相に要望

[caption id="attachment_2397" align="alignleft" width="300" caption="太田国交相に要望書を手交する溝口島根県知事"][/caption]

太田昭宏国土交通大臣は8月29、30日、島根県東部、鳥取県西部を視察。29日には松江市で、溝口善兵衛島根県知事はじめ両県関係者と山陰自動車道の早期ネットワーク化など、同地域が抱える諸課題について意見交換した。

溝口知事は意見交換会で山陰道の早期整備、山陰における広域観光周遊ルートの認定など5項目を、太田国交相と同行して出席した青木国土交通大臣政務官に要望。溝口知事は「山陰と四国を結ぶ尾道松江線の全通で人とモノの流れが活発化した。地方創生を実現するためにも山陰道の整備が急務」として、供用率が43%にとどまる山陰自動車道の早期全線開通を訴えた。

このほか、出席した市町村長からも「高速道路のミッシングリンク解消を最優先に取り組んでいただきたい」(竹腰創一大田市長)など、山陰道の整備を求める声が相次いだ。

太田国交相は、高速道路整備の効果を検証するため、尾道松江線沿線の企業や観光地を視察した結果を踏まえ「中海・宍道湖・大山圏などでの国内外の観光客増加に向け、山陰道の整備促進は必要」と理解を示し、意見交換会終了後には記者団に対し「全国でも懸案のミッシングリンクの解消は、少しでも早く要望に応えたい」と力強く語った。

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