[caption id="attachment_2401" align="alignleft" width="300" caption="総会後、太田国交相に面談し、決議を手交する古田会長"][/caption]
中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会(会長=古田肇岐阜県知事)は7日、東京・平河町で15年度定期総会を開催。岐阜・富山・石川・福井・山梨・長野県の関係者約80人が一堂に会し、北陸、飛越と甲信地域、関東地方を最短で結ぶ中部縦貫道をはじめとした広域道路の早期完成に気勢を挙げた。
冒頭の挨拶で古田会長は、「今年3月の北陸新幹線の金沢までの延伸の効果を受け、周辺地域への外国人宿泊者数が大幅に増加していることから、この機会を逃すことなく、中部縦貫道をはじめとした北陸関東広域道路の事業促進を呼び掛けていきたい」と決意を語った。
来賓祝辞では福井県の山本拓衆院議員が「リピーターのインバウンドは『日本の地方に行きたい、四季を感じたい』と考えている」、岐阜県の大野泰正参院議員が、「地域住民の生活道路としても重要な路線。縦のラインがなければクシの歯も歯抜けになる」と、地域が一体となって早期整備に取り組む必要性を訴えた。
応援に駆け付けた沿線国会議員が会員にエールを送った後には、富山県の田中幹夫南砺市長が登壇し意見発表。「東海北陸道が整備されたことで山間地から総合病院までの移動時間が1時間から20分に短縮された」と報告し、改めて命を繋ぐ道の重要性を強調した。
総会後、古田会長は太田昭宏国交相に面談し、中部縦貫道の早期全線事業化、事業中区間の整備促進、東海北陸自動車道の早期全線4車線化等、満場一致で採択された決議を手交。会員総意の強い気持ちを伝えた。