[caption id="attachment_2579" align="alignleft" width="300" caption="テープカットやくす玉割りで開通を祝った"][/caption]
日本海東北自動車道「象潟仁賀保道路」の象潟IC(秋田県にかほ市象潟町)~金浦IC(同市金浦)間延長約6.8㌔が18日午後3時半に開通するのを前に、午前10時から、象潟ICで開通式典が行われた。この開通で、象潟仁賀保道路(延長13.7㌔)は全線開通した。
さわやかな秋晴れの下、佐竹敬久秋田県知事をはじめ、横山忠長にかほ市長など周辺自治体の首長や、国会議員ら約150人の関係者が出席。
佐竹知事は挨拶で「県内有数の産業が集積する本荘由利地域にとって、日沿道の整備は、新規企業の進出や雇用拡大、企業競争力の強化などに大きく寄与する」と述べ、酒田みなと・象潟間の早期供用に向け、強力に国に働きかける意欲を示した。横山市長は「交流人口、経済活動の拡大、救急搬送時間の短縮など、住民生活の利便性や安全性が一層向上するものと期待している」と挨拶。
佐竹知事ら関係者は、開通を祝い、テープカットやくす玉割りを行った。その後、金浦ICまで関係車両約100台によるパレードが行われた。一般車両の通行が開始した午後3時半、待ちわびた車両が、象潟ICから下り線に続々と乗り入れた。
象潟仁賀保道路は、05年に事業着手。暫定2車線で通行無料。総事業費は暫定2車線で約340億円。
日沿道の延伸により、県内の電子部品の輸送効率化で、主要産業の再生と成長を支援。そのほか、道の駅を拠点とした環鳥海地域の観光の活性化、救急搬送の迅速性・安定性の確保などの効果が期待できる。