[caption id="attachment_2632" align="alignleft" width="300" caption="沿線市町村の代表ら約120人が集結した会場"][/caption]
日本海沿岸東北自動車道の建設促進を求める新潟、庄内、秋田3地区期成同盟会は5日、促進大会を東京・平河町のホテルルポール麹町で開催した。
同自動車道は、日本海沿岸を新潟、山形、秋田3県を経て東北縦貫道に連結する総延長318・6㎞の高規格幹線道路である。平成5年11月の新潟~胎内市(旧中条町)を皮切りに相次いで施行命令が出され事業に着手、以来20年の歳月がたっている。7割が供用し、残る3区間112,8㎞が事業中。
促進大会会場には、沿線市町村の代表ら約120人が集結。来賓は、地元選出国会議員の金田勝利、村岡敏英、加藤鮎子、斎藤洋明衆院議員、大沼みずほ参院議員と国土交通省の森昌文道路局長らが参列した。
まず榎本政規鶴岡市長が「早期の全線開通へ一丸となって促進活動の機運を盛り上げよう」と開会あいさつ。続いて高橋邦芳村上市長が主催者を代表して「幅杭が設置され、目に見える形で事業の進展を実感している。広域連携の実現には早期開通が不可欠。そのためにも必要な予算確保の運動を深めて参りたい」と決意を表明。
秋田、新潟県の副知事の挨拶のあと、森道路局長が、同自動車道の現況について「事業着手以来、20年、沿線地域の工事への理解と協力を感謝する。1日も早い完成に向け全力で取り組む。完成後は、既存道路を含めストック効果を最大限に活かして欲しい」と心境を語った。続いて出席国会議員があいさつに立ち、「同道は、沿線地域の発展、活性化にとっても重要なインフラ。全線完成へ政治力を結集し、皆様方とともに頑張る」と決意をそれぞれ表明した。
意見発表では道の駅代表が「同道の象潟~金浦IC間約6・8kmの開通で観光客が訪れるようになり、賑わいを見せている」と全線開通へ強い期待を寄せ、さらなる推進を訴えた。
大会決議は、予算の長期的かつ安定的な確保、事業区間の一層の建設促進等など4項目が満場一致で採択された。
大会終了後、大会出席者の代表が国土交通省をはじめ政府関係省庁、政権与党等に要望活動を行った。