[caption id="attachment_3034" align="alignleft" width="300" caption="初の会合で挨拶する井出高速警察隊長"][/caption]
長野県警察本部、国土交通省、NEXCO東日本、中日本は1月26日、より緊密に連携し、高速道路上の交通事故削減を継続的に目指す地域の取組みとして、「長野県高速道路交通安全等対策協議会」(会長=井出純彦長野県警察本部交通部高速道路交通警察隊隊長)を設立し、長野市内で初会合を開いた。
会合で県警高速隊は、昨年9月に、千曲市の長野道上り線で、逆送した乗用車が大型トラックと正面衝突し、乗用車を運転していた82歳の男性が死亡した事故の映像を公開。トラックに搭載されていたドライブレコーダー映像で、突然前方から逆走車が現れ、約4秒後に衝突する瞬間を捉えていた。
同隊による「長野県内の高速道路における逆送の発生状況」の統計では、13年に運転手を特定できた件数は4件、うち65歳以上の高齢者は3件。14年は同6件のうち5件、昨年は11件のうち10件と運転者特定数のうち、高齢者の件数が増加傾向である 状況。また長野県は高齢者運転免許保有率が全国1位であり潜在的リスクも高いことから、協議会は今後、「高齢者による逆送防止対策」を喫緊の重点課題とするほか、高速道路上での様々な交通事故、防犯対策などを中心に検討していく。