[caption id="attachment_3167" align="alignleft" width="300" caption="徳山国交省事務次官に要望書を手交する田中四日市市長"][/caption]
三重県四日市の田中俊行市長は7日、国交省の徳山日出男事務次官や池内幸司技監を訪ね、今や全国に知られる〝四日市の渋滞〟解消や南海トラフ地震時の緊急避難路として期待が高まる国道1号北勢バイパスの整備促進を求める要望活動を行った。
田中市長は1月にも同様に要望活動を実施。今回は「ストック効果が拡大していることや、地元の熱意を伝えたい」と、大和ハウス工業の鈴木康夫四日市建築営業所長や四日市商工会議所の奈須庄平専務理事らが同行した。
田中市長によると、北勢バイパス沿線では、東芝が四日市工場の更なる拡張に着手。最先端の3次元半導体の生産力を強化するために数千億円を新たに投資する方針を打ち出すなど、企業の動きが活発化している。要望に同行した大和ハウス工業の鈴木所長も、「三重県内に1万坪の用地を購入し、物流センターを整備する計画を進めている」ことを説明し、「北勢バイパス整備に期待している」と強調した。
田中市長は、「第76回国民体育大会」が21年に三重県で開催されること等を報告。新名神との連携により道路ネットワークを飛躍的に向上させる市道日永八郷線~国道477号バイパスについて、「新名神が18年度までに開通するが、できるだけそれに近い時期に開通できるよう」要請した。