[caption id="attachment_10379" align="alignleft" width="300"] 石井国交相に要望書を手交する田中会長(四日市市長)ら[/caption]
北勢バイパス建設促進期成同盟会(会長=田中俊行四日市市長)と四日市インターアクセス道路整備促進期成同盟会(会長=石原正敬菰野町長)は8日、「北勢バイパス及び国道477号四日市湯の山道路の早期整備」を求める要望活動を、国土交通省の石井啓一大臣、池内幸司技監、西脇隆俊審議官等に行った。
田中市長らが同様の要望を行うのは今年3回目。特に石井大臣との面談は今年初めてとなることから、三重県北部に多くの産業が集積する中で、四日市市・鈴鹿市が産業・物流拠点となっていることや、その産業・物流活動を促進するためにも国道1号・23号の渋滞緩和に貢献する両道の整備は喫緊の課題となっていること等を丁寧に説明した。
「沿線は南海トラフ巨大地震の津波浸水被害が想定されている」との報告を受け「津波はどれくらい?」と要望団を気遣う質問をした石井大臣は、「1㍍~2㍍ですが、津波被害が想定される国道1号・23号に代わる緊急輸送道路が必要です」との回答に納得の表情を見せた。
また、同行した末松則子鈴鹿市長は、北勢バイパスと中勢バイパスを結ぶ7・5㌔が未事業化区間であることを説明。人気の百円コーヒー・セブンカフェの機械メーカー富士電機の三重工場が四日市市にあることや、豆は鈴鹿市のAGF鈴鹿の商品であることに話題を投じ、「物流円滑化のためにも早期事業化を」と求めると、石井大臣が「あのコーヒーは美味しいね」と思わず笑みをこぼす場面もあった。