東広島・呉自動車道の馬木IC(広島県東広島市西条町)~黒瀬IC(同黒瀬町)間(延長8.8㌔)が15日午後4時に開通した。この開通で、東広島・呉自動車道(延長32.8㌔)全線が開通し、山陽自動車道と結ばれた。
開通に先立ち、午前10時から、東広島市立黒瀬小学校体育館で開通式典が行われ、湯﨑英彦広島県知事、藏田義雄東広島市長、同道建設促進期成同盟会会長の小村和年呉市長や、県選出国会議員ら関係者約約500人が出席。
湯﨑知事は「呉市と山陽自動車道が結ばれ、広島呉道路と一体となり、広島・呉・東広島を結ぶ広域ネットワークが形成され、都市間交流や観光振興など、地域の活性化に大きく貢献すると期待している」と挨拶。
式典後、関係者らは祝賀会場の黒瀬IC付近へ移動し、テープカットやくす玉開披、パトカー等の車両でパレードを行い、開通を祝った。東広島・呉自動車道は、平成5年度に事業着手、総事業費は約1925億円。全線開通に伴い呉駅と広島空港を結ぶ高速バスの所要時間は、これまでより12分短縮され、58分となる等利便性が向上し、観光や物流などの面で経済効果が期待される。
開通前の7日には、開通前の道路を歩く記念イベント「フリーウォーク&ジョグ」が行われ、約5200人が参加した。