主要幹線道路整備訴える 鹿内青森市長、沿線首長ら 国・政府機関などに要望活動

[caption id="attachment_4083" align="alignleft" width="300" caption="田中国交副大臣に要望書を手交する鹿内青森市長ら"][/caption]

鹿内博青森市長が会長を務める、青森地区国道協議会、県街路事業促進協議会、県市町村道整備促進期成同盟会、県東北縦貫道八戸線建設促進期成同盟会(事務局:青森市)は7日、国や政府機関に県内の主要幹線道路整備を求める要望活動を行った。

津軽半島、下北半島及び八甲田連峰による地域分断や、豪雪による通行止め等、過酷な生活を強いられている青森県。東北縦貫道八戸線や津軽自動車道、下北縦貫道路、三陸沿岸道路等の早期整備で課題を解決したいと、沿線から鰺ヶ沢、大鰐、野辺地、七戸、横浜、階上の6町長らも同行して地域の実情を口々に訴えた。

国土交通省・田中良生副大臣との要望では鹿内市長が、7月30日の津軽自動車道一部開通に対し謝意を述べるとともに上北道路の開通にも触れ、「企業誘致等、多様なストック効果が表れている」と報告。東北・北海道新幹線の開業等で増加するインバウンドへの対応も視野に、「ネット化されていない高規格幹線道路の1日も早い整備を」と要請した。

また、下北半島縦貫道路沿線の野坂充横浜町長、中谷純逸野辺地町長らは、今年度新規事業化した同道の横浜北BPや東通原発の再稼動などに触れ、「函館から大間、八戸への新たな観光ルートが形成されている。避難路の確保、地方経済の好循環のためにも早期事業着手、早期完成を」と訴えた。

「7号に渋滞はある?」「津軽道は雪が深いと聞いている」と、それぞれの首長と意見を交わした田中副大臣は、「しっかり対応して行きたい」と応えた。

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