国土交通省長野国道事務所、長野県、佐久穂町はこのほど、現在整備中の中部横断自動車道・八千穂IC~佐久南IC間(延長14・6㌔)に新設する3つのIC名称を決定した。
これまで仮称であった臼田ICは「佐久臼田IC」に、(仮称)佐久町ICは「佐久穂IC」に、(仮称)八千穂ICは「八千穂高原IC」にそれぞれ名称が決まった。
同区間の工事状況は、大規模橋梁やトンネルは既に完成しており、現在、盛土切土、橋梁等を中心に工事を進めている。今後、舗装工事、設備関係工事などを経て、17年度の開通に向け事業を進めていく。
レタス栽培の盛んな佐久地域では、11年の佐久南IC~佐久小諸JCT間開通後、首都圏の大消費地や流通拠点までの輸送時間が短縮され、首都圏への出荷量が1・3倍に増加。この短縮時間を、傷みが早いレタスの鮮度を長く保つための予冷処理・輸送に充てた結果、出荷エリアが拡大。さらに、台湾、香港への海外販路も実現。今後、中部横断道のさらなる開通と輸送技術の向上で、海外を含めた出荷エリアの拡大が期待される。