[caption id="attachment_4466" align="alignleft" width="300" caption="国交省の石川道路局長に早期全通を要請する女性の会のメンバー"][/caption]
「太平洋と日本海をつなぐ道」を合言葉に、長野県の佐久地域内で活動する女性8団体は15日、「長野県中部横断自動車道沿線女性みちの会」として集結し、国土交通省の石川雄一道路局長を訪ね、「生きるための〝食〟の重要性」を柱に、同道の早期全線開通を求める要望活動を行った。
要望団は、佐久女性みちの会(中村美登里会長)、こうみ女性みちの会(井出とき子会長)、みなみまき女性みちの会(菊池勝代会長)、小諸女性みちしるべの会(美齊津昭子代表)、佐久穂女性みちの会(丸山信代会長)、北相木女性みちの会(木次悦子会長)、南相木女性みちの会(中島千寿子会長)、川上女性みちの会(遠藤しのぶ会長)のメンバー26人。
要望団の中心メンバーで、栄養士でもある佐久女性みちの会の中村会長の持論は「人が生きるための基本は『食べること』」。毎日の食卓に深くかかわると共に、沿線地域では食の生産にも多くの女性が関わっていることから、食を運ぶ「命の道」としての同道の役割に着眼。中部横断道唯一の未事業化区間となっている八千穂高原IC~長坂JCT間延長34㌔について、「高原野菜の出荷エリア拡大や医療アクセスの向上が期待できる路線。速やかに環境影響評価手続きを終え、高速道路のネットワーク化が図られるようお願いします」と要請した。
朝5時に家を出てきたという要望団が早期整備への熱い期待を石川局長に伝えた後、中村会長は栃木県の真岡市を例に「『高速道路のお蔭で海のない真岡市にも港ができた』と福田武隼前市長さんから伺いました。佐久にも港ができたら嬉しい」と、会のキーワードにちなんだ発言で場を和ませた。