国土交通省福井河川国道事務所(中村圭吾所長)は16日、当初16年度の開通を予定していた中部縦貫自動車道「永平寺大野道路」の永平寺IC(福井県吉田郡永平寺町)~上志比IC(同町牧福島)間(延長5・3㌔、2車線)を、17年夏前までの開通を目指すと発表した。
昨年8月、同区間の轟地区の切土工事において、軟弱な地質帯が確認されたため、専門家による現地検討会や指導を受けながら、法面対策を検討。また、浅見地区の盛土工事に轟地区の掘削土を使用するため、盛土材料の改良方法についても検討を進め、このほど対策内容や改良方法が決定。
法面対策や盛土材の改良には多くの時間を要するが、現地での工程調整などで工程短縮を図り、1日も早い開通を目指し、工事を進めていく。開通時期は決まり次第改めて発表する。