京都初の新名神 城陽JCT・IC~八幡京たなべJCT・IC、4月30日に待望の開通 

[caption id="attachment_4954" align="alignleft" width="300" caption="城陽JCT・IC本線上で行われたテープカット"][/caption]

NEXCO西日本が整備を進めてきた新名神高速道路・城陽JCT・IC~八幡京田辺JCT・IC(延長約3・5㌔)が4月30日、開通した。京都府内初の新名神開通であるとともに、府南部の第二京阪道路と京奈和自動車道が城陽~八幡京田辺間を介して直結。南北に長い府南端の京奈和自動車道・木津ICから北端の山陰近畿自動車道・京丹後大宮ICまでの約140㌔が高速道路で結ばれた。

現地で行われた開通式典では、山田啓二京都府知事が「新名神の一部だが、京都にとっては背骨である南北軸が一本につながった」と喜びを表現。道路公団民営化時に計画凍結が有無された新名神の整備実現に向け、地域一体となって取り組んできた経緯を振り返りながら「国会議員の諸先生方にご協力賜りながら、国に対して働きかけてきた成果」と語った。

来賓挨拶では、新名神建設推進議連会長の伊吹文明衆院議員が「与野党の枠組みを超えた結果であり、京都府域にとって大きい開通となった」、藤井比早之国土交通大臣政務官が「観光資源の宝庫である京都・奈良、さらに紀伊半島への広域観光周遊ルートの形成による更なる観光振興が期待される」等と語り、祝福ムード一色に包まれた。

城陽JCT・IC本線上で行われたテープカットには関係者のほか、地元園児も参加。開通直前イベントのフリーウォーキングに参加した大勢の地元住民らが見守る中、通り初めが行われた。

新名神は23年に全線開通する予定で整備が進められているが、NEXCO西日本の石塚由成社長は「安全最優先で、残る区間の早期開通を目指したい」と語った。

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