名古屋環状2号線・名古屋西JCT~飛島JCT間 開通見通し20年度に「全通」による機能発揮に期待

国土交通省中部地方整備局とNEXCO中日本は7月28日、名古屋環状2号線・名古屋西JCT~飛島JCT間(延長12・2㌔)の開通見通しを20年度と発表した。

名古屋環状2号線は東海環状自動車道の内側に位置。名古屋市の外周部を通り、名古屋を中心に放射状に伸びて名古屋高速道路や幹線道路を連結する環状道路で一般国道302号との併設構造となっている。事業中区間は、国際物流・交流拠点の名古屋港への重要なアクセス道路となっていることから、全通することによる機能発揮に期待が高まっている。

開通見通しを受け、大村秀章愛知県知事は「開通を見据えた企業進出や物流の効率化に向けた検討が進むなど、開通効果が最大限に発揮されると思われる。さらに全線開通により、名古屋港と産業集積地の連携が強化され、この地域に生産革命をもたらし、卓越した産業集積で日本をけん引する、本県を始めとする中京大都市圏のさらなるは天に繋がることを期待している」とコメント。

河村たかし市長も「名2環(名古屋西~飛島)は、貿易黒字額19年連続日本一である名古屋港に直結し、物流効率化による生産性向上に寄与するとともに、災害時における緊急輸送道路の機能を確保する重要な道路であり、港関係者始め地元の期待も大きい」と喜びを語っている。

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