徳島県過去最大級”南伸道提言団” 四国横断道、阿南安芸道を早期に!

[caption id="attachment_5448" align="alignleft" width="300" caption="総勢22人で構成される”南伸道提言段”による要望で、石井国交相に提言書を手交する飯泉徳島県知事"][/caption]

「徳島県にとって、これ以上のメンバーはありません―」。8月30日、〝南伸道提言団〟と記したバスに乗り込み上京した団員は、国土交通省の石井啓一大臣に訴えた。この日、参加したのは飯泉嘉門知事、徳島県議会自由民主党議員131人、公明党県議1人、3市6町長の約22人。徳島県にとっても過去最大規模の構成だ。

〝南伸道提言団〟が提言するのは、県沿岸地域で未開通区間となっている「四国横断自動車道」と「阿南安芸自動車道」の早期整備。南海トラフ巨大地震や集中豪雨等の大規模災害により基幹道路が寸断し地域の孤立が懸念される沿岸地域に未開通区間が集中していることから、➀高速道路ネットワークの整備推進に係る予算の拡大、②四国横断自動車道「新直轄区間」の早期完成、③阿南安芸自動車道の整備推進の3項目を徳島発の政策提言として打ち出した。

飯泉知事は特に、阿南ICの隣接地に世界的LEDメーカー・日亜化学工業が19年度にレーザーダイオード専門の生産棟を完成させ、3桁の増員を図る計画があること等を紹介し、「小松島~阿南間の開通見通しの公表」を要請した。

さらに、20㍍級の津波が予想される海陽町には、災害時の〝命の道〟となる「阿南安芸自動車道・海部道路の早期事業化」に加え、「地域の防災拠点として計画中の地域防災公園と一体的な道路整備が図られるよう」求めた。

「早期の開通でまちづくりが変わります」と意気込む提言団に、石井大臣は、「用地の残物件が解決すれば開通の見通しが立つ。地域防災公園の計画と共に引き続き協力を」と応えた。

提言団は、財務省のうえの賢一郎財務副大臣と自民党の岸田文雄政務調査会長にも面談。同様の提言活動を行った。

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