[caption id="attachment_6081" align="alignleft" width="300" caption="飯田上久堅・喬木富田IC"][/caption]
国土交通省飯田国道事務所(中平浩文所長)は1月29日、三遠南信自動車道「飯喬道路」(延長22・1㌔)のうち、龍江IC~飯田上久堅・喬木富田IC間(延長3・4㌔)を3月11日に開通すると発表した。開通時刻、開通式典は決まり次第発表。
17年救急統計によると、飯田市上久堅地区までの救急車の平均現場到着時間は17・1分であり、全国平均8・5分の約2倍の時間を要している。今回の開通により、龍江分署から上久堅地区までの到着時間は15・6分から、8・3分と半減し、救急活動の支援に貢献する。また、同地区から飯田市竜東中学校に通学する児童は、狭隘な市道を利用し通学しており、冬場はほぼ全員が車による送迎となっている。今回の開通により、安全性の高い道路での送迎になるとともに送迎時間の短縮に繋がるなどの整備効果が期待される。
「飯喬道路」は、三遠南信自動車道の起点である長野県飯田市山本~同県喬木村氏乗に至る延長22・1㌔の自動車専用道路。総事業費は約1511億円。残る飯田上久堅・喬木富田IC~喬木間(延長7・5㌔)は、現在本線の一部と工事用道路の工事を進めている。
また、これまで仮称であった龍江ICは従前通り、飯田東ICは「飯田上久堅・喬木富田(いいだかみひさかた・たかぎとみだ)IC」に正式名称を決定した。飯田上久堅・喬木富田ICという名称は、全国のICの中でも10文字(ドットを含む)という長いIC名称の一つである。さらに長い11文字のIC名称は阪神高速のユニバーサルシティ出口、六甲アイランド北出入口などがある。