[caption id="attachment_6395" align="alignleft" width="300" caption="テープカットで開通を祝った(3月31日)"][/caption]
広島県福山市とNEXCO西日本中国支社が整備を進めてきた山陽自動車道の「福山SAスマートIC」が3月31日午後3時に開通した。
現地で開催された開通式には、枝廣直幹福山市長やNEXCO西日本の酒井和広副社長、地元選出国会議員など関係者約150人が出席し、テープカットやくす玉割り、通り初めで開通を祝った。
「福山SAスマートIC」は、福山東IC~福山西IC間のほぼ中間地点に設置され、車長6㍍以下の軽自動車と普通自動車が午前6時~午後10時まで利用できる。
今回の開通により、高速道路ICの選択肢が広がり、商業・レジャー・行政機関が集中する福山市中心部の利便性が向上。特に西方面への交通が福山東ICから転換することで、国道182号における交通の分散が期待される。また、IC20分交通圏が拡大し、地域住民の利便性の向上も期待される。
さらに、サンヒルズ津之郷や名王台団地などの区域から福山市民病院への救急搬送時間が大きく短縮できるほか、防災基地である福山SAから、消防隊や自衛隊が被災箇所に直接出動でき、支援物資を避難所へ円滑に搬送することなどが可能となり、防災基地としての機能が向上する。