国土交通省帯広開発建設部が整備を進めている帯広・広尾自動車道「中札内大樹道路」の更別IC~忠類大樹IC間(延長約16.7㌔)が15日に開通する。回の開通で、中札内大樹道路は全線開通する。
「中札内大樹道路」は中札内IC~忠類大樹ICに至る延長23.2㌔の自動車専用道路。高速ネットワークの拡充による地域間交流の活性化や物流の効率化、医療、観光振興活性化への支援を目的に整備され、平成25年3月には、中札内IC~更別IC間(延長6.5㌔)が開通している。総事業費は約450億円。
整備とともに帯広・広尾自動車道沿線では、乳製品などの工場立地とともに従業員数が増加。付加価値の高い加工食品が生産され、沿線自治体の食料品製造業出荷額も増加し、経済好循環へ貢献。また、十勝南部や日高東部への行動圏の拡大で、観光振興活性化への支援や、帯広の医療施設に依存する十勝南部の救急搬送の安定性向上などが期待される。