[caption id="attachment_6477" align="alignleft" width="300" caption="日高厚賀ICの本線上で行われたテープカット・くす玉開披"][/caption]
日高自動車道の日高門別IC~日高厚賀IC間(延長14・2㌔)が21日午後4時に開通した。これにより、苫小牧市~新ひだか町間の所要時間は、夏季で約8分短い1時間25分、冬季は約9分短い1時間28分程度になる。
開通に先立ち、日高町立門別総合町民センターで開通記念式典が開催され、高橋はるみ北海道知事や大鷹千秋日高町長ら関係首長、国土交通省の東潔道路局官房審議官など関係者約220人が出席した。高橋知事は「競走馬や農水産物の迅速で安全な輸送だけでなく、観光振興さらには、救急搬送時間の短縮や大規模災害時のリダンダンシー確保など、重要な役割を果たすものと考える」と挨拶した。
続いて、日高厚賀ICの本線上の通り初め式には関係者とともに、式典前に行われたウォーキングやサイクリングなどのイベント参加者など約440人が参加し、関係者らによるテープカットやくす玉開披、風船放天が行われた。最後に関係者を乗せた車両が、地域住民や園児など大勢の参列者に見送られ、走り初めを行った。
競走馬日本一の産地である日高地域において、競走馬輸送時の怪我のリスクを減少し、競走馬の輸送安全性向上を支援するほか、国道235号の通行止め多発区間を回避し、大幅な迂回が解消され、日高中部・東部地域から札幌・苫小牧への救急搬送の速達性・確実性が向上する。