国土交通省道路局とNEXCO東日本、中日本、西日本の3社、JB本四高速、宮城県道路公社は4日、お盆期間の渋滞を緩和する試みとして、休日割引の対象日を変更すると発表した。
今年のお盆は8月11日(土)、12日(日)と休日にあたるため、かなりの交通混雑が予想されることから少しでも交通量を分散させ、円滑なドライブを利用者に提供しようと対象日を従来の週末から平日の9日(木)、10日(金)に変更する。
今まで渋滞予測情報や所要時間情報の提供、渋滞回避広報の強化など様々な渋滞対策を行ってきたが、国土幹線道路部会が昨年12月に発表した「高速道路の安全性、信頼性や使いやすさを向上する取組 基本方針」を受け、更なる渋滞対策の一環として行う。
休日割引は09年3月、ETC搭載の普通車と軽自動車などを対象に休日特別割引として始まり、現在では土・日・祝日と1月2、3日に地方部の高速道路料金が最大30%安くなる割引プログラムとして好評を得ている。
今回の割引適用日を前倒しに変更した効果と影響について交通流等を観測分析し、年末年始やゴールデンウィークなど、大きな渋滞が発生する特異期間での適用を検討していく予定。