中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会総会 救急活動に不可欠な路線 一層の連携と整備促進を

[caption id="attachment_6926" align="alignleft" width="300" caption="連携と整備促進を呼びかける西川福井県知事"][/caption]

福井、石川、富山、岐阜、長野、山梨の6県で構成する「中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会」(会長=西川一誠福井県知事)は9日、東京・平河町の都道府県会館で18年度定期総会を開催した。

この日、井出敏朗能美市長は今年2月の北陸西部の大雪に触れ、「店頭からパンが消えた。市内から部品や製品が出荷できないという悲鳴を聞いた。道路は命に関わる重要なインフラだ」と開会宣言。これを受けて西川会長は「中部縦貫道を始めとする北陸関東広域道路は、大雪、豪雨、災害時の救命救急活動に不可欠な極めて重要な路線」と述べ、総勢約100人の参加者に一層の連携と整備促進を呼びかけた。

また、国交省の東川直正国道・技術課長は来賓祝辞で中部縦貫道を「全体160㌔のうち4割が開通しているが、まだまだ道半ば」と述べ、1日も早い完成を目指して事業を推進する考えを示した。

総会では、中部縦貫道の事業化区間の整備推進や、未着工区間である高山市丹生川町~奥飛騨温泉郷(平湯)間、波多~中ノ湯間の早期事業着工、東海北陸道の付加車線及び全線4車線化整備の促進、中央道・上野原IC以東の渋滞対策の事業促進を始めとする重点要望事項を約100人の参加者による満場一致で採択。

また、役員改選では会長が西川知事から石川県の谷本正憲知事に交代することが了承された。

総会終了後、自民党の岸田文雄政調会長、国土交通省の池田豊人道路局長、財務省の太田充主計局長らに要望書として手交された。

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