山形県とNEXCO東日本「包括的連携協定」締結 魅力ある山形を発信

 山形県とNEXCO東日本は12月17日、相互に連携して双方の資源を有効に活用し地域の活性化を図るとともに、高速道路やSA・PAで質の高いサービスの提供等を通じ、利用者の利便性の向上、利用拡大を図ることを目的に「包括的連携協定」を締結した。協定締結は、同社管轄の16都道県のうち13番目。

 協定は①観光振興とおもてなしの推進②山形県産品の情報発信と消費拡大③防災対策と救急医療④高速道路の魅力向上と広報など、全7項目で相互に協力する。本年度内には、ドクターヘリの場外離着陸場を確保。ドクターヘリの離着陸場の候補地は、山形道・寒河江SA、東北中央道・山形中央ICなどの11カ所。高速道路での事故や救急要請に備える。

 県庁で行われた締結式で、吉村美栄子知事は「高速道路は地方の発展、活性化、命の道としても大変重要な社会基盤。あらゆる面で知恵を出し合い利便性を高めていきたい」と述べた。廣瀨博代表取締役社長は「緊急退出路の利用を含め、今後も命の道としての役割を果たしたい。魅力ある山形を発信していく」と述べた。

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