森田千葉県知事が国交省を訪ね「東関東道館山線の4車線化など要望」2011年12月14日
千葉県(森田健作・知事)は14日、国土交通省の前田武志・国土交通大臣を訪問し、首都圏中央連絡自動車道の建設促進と、東関東自動車道館山線の4車線化の要望書を提出した。
森田知事は、東京湾アクアラインの料金引き下げ効果で、館山線の交通量が増加し、休祭日の渋滞対策が急務だと報告。君津IC~富津竹岡IC間(16.7㌔)の4車線化早期着工に向けて「地元から強い要望があり、一日も早い整備を」と要請した。
また同時に、圏央道の東金~木更津間の事業推進、県境から大栄間の整備について、早期に用地取得を完了し、一日も早い完成を図ること、公共事業に必要な予算総額の確保等も要望した。
県によると、館山線は木更津市内で東京湾アクアラインと合流しており、通行料値下げが始まった09年8月以降、2車線区間の渋滞回数は、08年の27回から10年には170回と増加しているという。
森田知事は要望後、「前田国交相には十分に理解してもらえている。前向きな感触を得た」と語り、圏央道についても「首都圏と成田空港を結ぶ東関東道に何かあったら代替になる道路がないことを訴え、早期完成を求めた」と述べた。
◆12月13日全高速政府・与党へ特別要望実施①2011年12月13日
全国高速道路建設協議会(会長・横内正明山梨県知事)は、平成24年度予算編成が大詰めを迎える13日、政府与党への特別要望を実施した。横内会長、高橋はるみ副会長(北海道知事)、古田肇副会長(岐阜県知事)、石塚孝長崎県副知事(長崎県知事・副会長代理)は民主党幹事長室、国土交通省を訪れ、輿石東幹事長、池口修次企業・団体委員会委員長、前田武志国土交通大臣と面談。高規格幹線道路網1万4000㌔の整備促進を核とし、平成24年度予算での整備予算の確保等を強く要請した。これに対し、輿石幹事長は「東日本大震災を教訓に、国民の安全、安心を守るため、高速道路のミッシングリンク解消とボトルネック対策は重要」と理解を示したほか、前田国交相は「予算確保に向け、アグレッシブに攻めている。これ以上、公共事業費が削減されれば維持・管理にも支障を来す」と述べ、所要予算確保に全力で取り組む姿勢を強調した。
東日本大震災の教訓から高速道路のミッシングリンク解消の必要性が広く認識されたものの、今後の予算措置次第では整備の更なる遅れが懸念されている。平成24年度概算要求において「日本再生重点化措置」枠込みで整備予算は計上されたものの、「重点化」枠の総額7000億円強の中で、「全国ミッシングリンク整備」1450億円、「大都市圏環状道路の整備」366億円を確保し、着実に事業を推進していくことが不可欠となっている。
こうした情勢から、全高速では、平成24年度予算を十分に確保して、地方の総意であるミッシングリンクの解消を強く要請していくことが必要と判断。予算確保のほか、執行停止された新規整備区間と4車線化の早期事業着手、国幹会議の廃止方針で宙に浮く整備計画検討の手続きの早期明確化、事業中区間整備のスピードアップ、更には防災・減災対策とボトルネック解消のためスマートICなどICの増設と暫定2車線区間の4車線化等の推進を骨子とする特別要望書を取りまとめた。
要望書を手交するにあたって、横内会長は「高規格幹線道路網1万4000㌔は、国民の安全・安心を守る強く強靭な国土を形成し、更には国際競争力の強化、地域連携等に資するものであり、国の責任で最優先で取り組むべき重要な社会インフラ」と、全国ネットワークの意義を強調。公共事業予算の減少に歯止めをかけ、地方の不安を払拭すべく、国として強力にミッシングリンクの解消、早期ネットワーク化を進めるよう要請した。
高橋副会長、古田副会長も各ブロックが抱える課題を説明しながら、「大規模災害時に発生する広域交通の寸断や交通障害を回避するリダンダンシーの確保など、災害に強い高速交通ネットワークの形成を急ぐ必要がある」「高速道路は防災の要であり、その機能向上は不可欠。ミッシングリンクの解消等による代替迂回路の確保は喫緊の課題」等と指摘した。
これに対し、輿石幹事長は「高速道路は繋がらなければ、力を発揮できない」、前田国交相は「全高速要望に応えるため、道路予算の確保のため、アグレッシブに攻めたい」と語り、所要予算の確保に向け取り組んでいく姿勢を示した。
◆12月13日全高速政府・与党へ特別要望実施②~全国ミッシングリンク早期解消を~2011年12月13日
横内会長(山梨県知事)、高橋副会長(北海道知事)、古田副会長(岐阜県知事)、石塚長崎県副知事はまず、国会内の民主党幹事長室を訪れ、輿石幹事長、池口企業・団体委員会委員長と面談、意見を交わした。主なやりとりは以下の通り。
横内会長高規格幹線道路網1万4000㌔の着実な整備推進を柱として訴えたいのは、平成24年度予算、「日本再生重点化措置」枠も含めて「全国ミッシングリンクの整備」「大都市圏環状道路の整備」の予算について、今大詰めを迎えているが、その確保に向け特段のご配慮をお願いしたい。そして、前原大臣時に執行停止された新規整備区間と4車線化区間、そして第2回国幹会議において抜本的見直しとされた5区間についても早期に事業を着手すること。更には事業中区間については整備のスピードアップを図るとともに、供用までの工程表を早期に示していただきたい。
また、先般、高速道路あり方委員会の中間とりまとめが出されたが、それを踏まえ、整備計画検討の手続きを早期に明確にしていただきたい。というのも、国幹会議の廃止方針や社整審など、現在、整備スキームが不明確のままとなっている。このため、未事業化区間を抱える地方は、いつ動くのか不安な気持ちでいる。是非とも検討していただきたい。
そして、今後想定される大規模災害等を踏まえ、更にはボトルネック解消のため、スマートICなどICの増設、未だ多く残されている暫定2車線区間の4車線化等の整備推進も重要だということ。災害時においては、東日本大震災で〝くしの歯〟作戦が功を奏したように、広域的かつ機動的な危機体制の確保に向けて国のリーダーシップは欠かせない。そのためには、そうした体制の確保に向けて、平常時から国の責任において図ることも重要。最後だが、道路事業の評価手法、料金体系の検討に当たっては、地方の意見を十分聞いていただきたい。
高橋副会長北海道の高規格幹線道路の現状は、全国に比べ大幅に後れており、全国平均の7割に比べ供用率は52%と、未だ未整備区間が多く残されている。道内中核都市の函館市、釧路市、北見市など人口10万人以上の都市がネットワークで繋がっていない。ミッシングリンク解消は喫緊の課題であり、特に北海道では抜本的見直し区間とされ事業着手の見通しが立っていない北海道縦貫道・士別市多寄町~名寄間、北海道横断道・足寄~陸別町小利別間をはじめ、基本計画区間の北海道横断道・黒松内~余市間の早期着手、そして同・余市~小樽間の早期供用、ICの増設推進として北海道横断道・小樽JCTの整備を重点要望としてお願いしたい。
古田副会長全体の話は会長がされたので、東海北陸自動車道、東海環状道路、中部縦貫・北陸関東広域道路3団体の代表として提言させていただく。東海北陸道は平成20年に地元待望の全線開通が実現したものの、路線の約6割が不完全な暫定2車線のまま。交通量が倍増する一方、交通渋滞の多発、正面衝突など深刻な事故が発生しており、一日も早い4車線化は必要。特に白鳥~飛騨清見間は第4回国幹会議で了承されたものの、その後執行停止されるなど、方針変更の都度、翻弄されてきた。同区間の4車線化の早期着手、更には飛騨清見~小矢部砺波間の4車線化も強く求めたい。
そして、北陸と首都圏を結び、中部内陸の一体的な発展に不可欠な中部縦貫道の重要性についてもご理解いただきたい。残る基本計画区間を早期に整備計画区間へ組み入れるとともに、事業中区間の整備促進を図っていただきたい。東海環状道については、平成17年、万博の開催に合わせ東回りが開通したが、周辺地域の企業進出が顕著となるなど地域に絶大な効果をもたらした。残る西回り区間は今年6月、有料道路事業の導入が決定された。今後、東海・東南海・南海地震など大規模災害が想定されるが、東海環状道はその際、地域にとって防災の要になる。一日も早い西回り区間の完成は必須であり、そのためにも、道路整備に係る所要額が十分確保されるよう求めたい。
石塚長崎県副知事暫定2車線区間の長崎~長崎多良見間では、長崎を代表するランタンフェスタ期間中、2年連続で事故が発生するなど渋滞が著しく、市民生活や観光客等に多大な影響を及ぼしている。来年3月には上海航路が就航することで、今後さらに安全性、高速性、定時性が求められる。そのためにも早期4車線化に対し、特段の配慮をお願いしたい。
輿石幹事長3月11日の東日本大震災を教訓に、国民の安全、安心を守るため、高速道路のミッシングリンクの解消、ボトルネック対策は重要であり、党でも政府に強く申し入れしている。小仏のところは早く何とかしなければならないし、先般、北海道の足寄に行ったが、北海道のネットワークの重要性は認識している。また、古田知事から話のあった暫定2車線の執行停止については、法案廃案等の経緯について今日、同席してもらっている池口委員長は国土交通副大臣だったので、十分理解している。東海北陸道はじめ、太平洋と日本海を結ぶネットワークの強化は大変重要だ。皆さんの要望すべてにお応えすることができるか分からないが、当面、来年度予算に向け、しっかりと対応していく。
池口委員長ミッシングリンクの解消に支障を来さないためにも、幹事長とも連携して取り組んでいきたい。
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民主党幹事長室に続き、国土交通省では、前田国交相に特別要望書を手交。横内会長は、地方の総意としてまとめた要望書の主旨を説明した。
前田国交相は「毎年、公共事業は10%削減されてきた。これ以上減らすと整備だけでなく、今後の維持・管理にも支障を来す」とした上で、「全国ミッシングリンク整備のため、道路予算についてはアグレッシブに攻めていく」と、整備予算確保に向け決意を語った。
整備スキームについて問う横内会長に対し、前田国交相は「あり方委員会の中間まとめに基づいて、検討していきたい」と説明した。
要望後、ぶら下がり会見に応じた横内会長、高橋副会長、古田副会長、石塚長崎県副知事は、地方の声を代弁する形で早期ミッシングリンク解消の必要性を訴えた。横内会長は「今後、道路予算が明るい形になるよう期待したい」と思いを語った。
新規採択に向け財務省へ要望~伊豆縦貫道建設促進期成同盟会など4団体~2011年12月09日
伊豆縦貫道建設促進期成同盟会(会長=川勝平太・静岡県知事)、東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会(会長=栗原裕康・沼津市長)と、天城北道路及び伊豆市幹線道路網整備促進期成同盟会(会長=菊地豊・伊豆市長)、伊豆縦貫道「河津下田道路」及びアクセス道路建設促進期成同盟会(会長=石井直樹・下田市長)の4団体は9日、12月末公表の「平成24年度政府予算案」への河津下田道路Ⅱ期の新規採択に向け、財務省へ要望を行った。
菊地市長は「伊豆半島は首都圏3半島(房総、三浦、伊豆)の中でも断トツに整備が遅れている。東海地震の危険に対し、4千万人のお客様、千百万人の宿泊者に対しても防災対策として、災害に強い高規格幹線道路の整備が必要である」と述べた。
それに対し藤田幸久・財務副大臣は「国交担当の主計と早速状況確認し連絡する。細野大臣も地元に全然行けない状況なので、その分我々も支えていかなくてはならない」と述べた。
その後、国土交通省の津川祥吾・大臣政務官、菊川道路局長へ財務省要望の報告を行った。
整備財源の確保等で提言~全国高速自動車道市議会協議会~2011年12月06日
全国高速自動車道市議会協議会(会長=妻鹿常男・高松市議会議長)は6日、平成24年度政府予算編成時の実行運動として、与野党国会議員等へ「高速道路建設促進に関する緊急要望」を実施した。
まとめられた要望書は「高速道路はミッシングリンクが解消されてこそ、その効果を最大限に発揮する。既存の高速道路の有効的な活用を促すためにも、高速道路ネットワークの早期整備を図ることが喫緊の課題であり、これらに必要十分な整備財源を確保することが重要」とした上で①政策の明確な方向性を示すとともに恒久財源の確保に万全を期すこと、②ミッシングリンク解消のための必要十分な予算を確保すること③第4回国幹会議で決定された新規事業と4車線化事業については所要の財源を確保のうえ早期に着工すること――など5項目を提言。「ミッシングリンク解消と4車線化は地域の願い」と訴えた。
人・夢・未来をつなぐ道路「島原道路」建設促進決起集会~沿線住民など600人参加2011年12月05日
島原市と地域高規格道路「島原道路」島原市工区建設促進期成会(会長=横田修一郎・島原市長)は11月18日、島原市有明総合文化会館で、地域高規格道路「島原道路」建設促進決起集会を開催した。
当日は、中村法道・長崎県知事、北村誠吾・衆議院議員、大久保潔重・参議院議員をはじめ、沿線の県議会議員、市議会議員、沿線住民など約600人が参加。
横田会長は「島原道路の完成は、地域住民が安全・安心を享受できるもの。加えて高速交通のみならず広域ネットワーク、九州の発展にも貢献するもので、まさに『人・夢・未来をつなぐ道路だ』」等と必要性を強調した。
島原道路は、南島原市深江町~島原市~雲仙市~諫早市の延長約50㌔の自動車専用道路であるが、そのうち完成しているのは僅か7㌔で、事業中区間を併せても約28㌔と6割にも満たない状況にある。また、島原市出平町~雲仙市吾妻町間と諫早市内の一部区間は、平成6年12月に計画路線に指定されたまま未だに「ルート未決定区間」となっている等を強調し、①島原市出平町~有明町間の新規事業化②道路整備の予算を優先的、かつ充分に確保など4項目を骨子とする大会決議は、満場の拍手で採択。最後に、会場全員が一丸となって、ガンバロー!三唱で気勢を上げた。
日沿道・東北中央道建設促進5県議協議会~国会議員と意見交換~2011年12月05日
青森・山形・秋田・福島・新潟の各県議会でつくる日本海沿岸東北自動車道と東北中央自動車道の建設促進県議会協議会(会長=平 弘造・山形県県議会議長)は、11月16日、東京・飯田橋のホテルで、建設促進大会を開催した。
両道路同盟会会長の吉村美栄子・山形県知事や、各選出国会議員、関係各県議会の議長らが出席し、日本海沿岸東北自動車道や東北中央自動車道の早期建設に向けて、国会議員と各県との間で共通の理解を深める意見交換を行った。
双方協議会会長の平議長は「東日本大震災によって道路の多面性を再認識させられた。各路線の使用開始まで建設促進運動を続けなければならない」と強調した。自民党の遠藤利明・衆議院議員は「震災前の太平洋側中心の高速道路整備を見直し、アジアとの貿易や互いのバックアップを考えた東北全体のネットワーク構築が重要だ」と指摘。また、公明党の渡辺孝男・参議院議員は「医療や生活を支える命の道として高速道の整備を欠かせない」と述べた。
大会終了後、平会長らは、民主党や国土交通省に対し、要望活動を行った。
新名神京都府域で初の本線工事着手-城陽~八幡間で着工式-2011年12月04日
NEXCO西日本関西支社は4日、新名神高速道路・城陽~八幡間の着工式を開催。新名神として京都府域で初の本線着工となる式典には「今後の全線整備に向けたエポックメーキング」として、平野博文・民主党国体委員長、谷垣禎一・自民党総裁ら与野党国会議員も出席。着工見合わせとなっている大津~八幡、城陽~高槻の早期着手に向け、超党派で取り組んでいくことも確認された。
主催者を代表して挨拶した西村社長は「地元の絶大な協力により、本格着手となる。本日は新名神の節目となる記念日」と謝辞。続いて、山田啓二・京都府知事は未着工区間の整備を視野に「今回の着工区間はまだ短い。早期全線開通は関西圏だけでなく、日本全体でも必要不可欠」と残る区間の事業着手について、国へ強く要請することを誓った。
来賓挨拶では、今回の着工の喜びとともに、抜本的見直し区間として着工見合わせのままとなっている2区間の整備に向けた発言が相次いだ。
与党を代表して挨拶した平野国対委員長は「関西の事情を知る者からすれば、一部分が開通してもしょうがない。一日も早い全線開通に取り組む」と語ったほか、民主党府連会長の山井和則衆院議員は「全線完成の遅れに、地元ではもう待てないという気持ちが充満している」と、政府に訴えることを約した。
一方、自民党の谷垣総裁も「当時、着工見合わせとしたのは関西の事情に疎い人たち」とした上で「今まさに、それを解凍する時期。日本の活力を引き出すためにも新名神は必要不可欠」と挨拶。
鍬入れ後には、高槻市、枚方市、八幡市、京田辺市、大津市、宇治田原町の沿線市町から新名神全線幹線の共同宣言が出され、地元が一丸となって政府に訴えていくことを誓い合った。
早期整備めざし促進大会-新名神三重・滋賀建設促進県民協議会2011年12月03日
新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会(会長=鈴木英敬・三重県知事)は去る3日、四日市市内で「新名神高速道路の全線早期整備」目指した促進大会を開催。懸案の事業凍結区間である大津~城陽間と八幡~高槻間の事業着手、四日市~亀山間の早期完成を強く国へ訴えていくことを決めた。
当日の会場には、来賓として三重、滋賀両県選出の金森正・衆院議員、森本哲生・農水産省政務官をはじめ国会議員代理、猪熊康夫・中日本高速道路会社名古屋支社長、芝村喜治・西日本高速道路会社関西支社長両県の議会関係者沿線の関係市町村長ら約150名が出席、熱気に包まれた。
まず同会会長の鈴木三重県知事が「本県は、台風12・15号の直撃を受け自然災害の脅威を実感させられた。防災、減災対策やリダンダンシーの面から国は、強靭な道路を緊急に整備すべきだ。特に名神道は、全国有数の交通量で東名阪道四日市ICの大渋滞が続いている。東海、等南海、南海大地震が予想される折、早急な新名神道の本格的事業展開を実現してもらいたい」と力説した。
来賓の金森衆院議員は「新名神道は、我が国にとって全ての面で不可欠なインフラと認識している。苦しいから厳しいからといって、夢を捨ててはいけない。心を一つにして整備推進に全力を尽くしたい」と。
また森本農水産省政務官は「必要なものは必要である。国会議員として整備が遅れている現状を理解し全般的に整備が遅れている現実に鑑み、反省を含め早期に打開すべく責任を持って努力して参りたい」と、それぞれ決意を述べた。
続いて芝村関西支社長と猪熊名古屋支社長が管内の事業について具体的な現況を報告し、参会者に一層の理解と支援を求めた。
この後、滋賀県大津商工会議所の佐藤祐子観光・運輸部会長、三重県亀山商工会議所の長田幸夫会頭の順で、地域の実情を踏まえた切実な意見が発表された。主な内容は「新名神道は観光振興、恒常的な四日市ICの大渋滞解消を実現させ、安全・安心を確保する上で極めて緊急性が高い」とした切実な訴えであった。
決議は、この意見発表を盛り込んだ6項目で、満場一致で採択、国に対しその実現を求める要望活動を展開していくことを承認。新名神の全線早期整備を目指した促進大会は熱気溢れる中、荒川敦・滋賀県副知事が閉会を宣言、盛況裡のうちに終了した。