[caption id="attachment_7470" align="alignleft" width="300" caption="御船町の高木トンネルで園児と一緒にテープカット"][/caption]
国土交通省熊本河川国道事務所(鈴木学所長)が整備を進めている九州中央自動車道・小池高山IC~山都中島西IC間延長10・8㌔が16日午後3時に開通した。
熊本県御船町の御船小学校体育館で開かれた開通式典には、蒲島郁夫熊本県知事を始め、藤木正幸御船町長、西村博則益城町長、梅田穰山都町長ら地域住民と、池田豊人国土交通省道路局長、伊勢田敏九州地方整備局長や国会議員など約400人が参加した。
主催者を代表して池田局長は「この開通で開通延長が約30㌔となり、全体の3割が開通した。山都町では初めての高速道路。熊本地震から約2年半経ったが、復旧復興はまだ道半ば。支援するためにも全線の早期整備に向けて全力で取り組んで行く」と式辞を述べた。
続いて蒲島知事は「沿線地域では既に企業の進出、観光文化施設がオープンするなど物流面や観光面におけるストック効果が発揮されている」とさらなる発展に期待を寄せた。
来賓挨拶で坂本哲志衆議院議員は「今後は全線開通に向けて頑張りたい。特に矢部~蘇陽間の計画段階評価後、新規事業化をしていただきたい。これが熊本県の願い」と意気込みを語った。
会の締めくくりに藤木御船町長は「熊本地震で国道445号が寸断され、命の道としての九州中央道の必要性を認識。この開通で御船、山都、益城の3町はもとより、熊本市、上益城地域にとって大きな転換期を迎えることになった」と今後の地域振興に邁進すると意思表明した。
開通を祝うくす玉開披とテープカットは、御船町の高木トンネルで高木保育園児たちも参加して行われた。