2012年4月 全高速トピックスバックナンバー

ミッシングリンク区間の凍結解除を求めて緊急中央要望/道横道・北見地区早期建設促進期成会など2012年04月24日

北海道高速自動車国道旭川名寄間建設促進期成会(会長=牧野勇司士別市長)と、北海道横断自動車道北見地区早期建設促進期成会(会長=小谷毎彦北見市長)は4月24日、抜本的見直し区間の建設凍結解除を求める緊急中央要望を、政府・地元国会議員などに行った。

今回の大きな焦点は、平成18年の国土開発幹線自動車道建設会議で、「当面着工しない区間」とされた北海道縦貫道・士別市多寄町~名寄間(延長約12㌔)と、北海道横断道・足寄~陸別町小利別間(延長約51㌔)の早期整備着手。

国土交通省では、牧野・小谷両会長らが津島恭一政務官と面談。医療や防災、観光の観点などから、「未だに着手の見通しが立っていない『当面着工しない区間』や『基本計画区間』などについて、その着手を決定するよう特段の配慮をお願いしたい」と訴えた。

さらに、小谷会長は「オホーツクの高規格幹線道路整備は23%と全国平均75%と比べかなり遅れている」とし、環境アセスメントが終了している基本計画区間の早期整備着手と予定路線の調査促進についても要請した。

津島政務官は、「要望内容については理解している。道東道が開通したことで経済効果も出てきているようだ。今後、予算を確保しながら頑張っていく。観光も含めやらせてもらう」と対応した。

福井県の中部縦貫道前田大臣が整備状況を視察2012年04月07日

前田武志国土交通相は7日、福井県の中部縦貫自動車道を視察。西川一誠知事らが、県内区間約60㌔の整備状況を説明し、県内唯一の未事業化区間大野~大野東(延長5㌔)について、平成25年度に事業化し、今後10~15年以内に全線整備を図ることなどを求めた。

また、事業中の勝山~大野間延長7.8㌔と、福井北JCT~松岡延長2.2㌔を含む永平寺大野道路についても平成28年度までの早い時期の全通を要請した。

視察後に行われた会見で前田大臣は「福井県側がつながれば、北陸と太平洋側がつながる。経済効果が高い」と述べた。さらに、連結許可申請中の舞鶴若狭自動車道の敦賀南スマートICについては「今年度中に良い方向で答えを出す」と述べ、今年度着工の意向を明らかにした。

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