国土交通省八代河川国道事務所(安原達所長)は、南九州西回り自動車道「芦北出水道路」・津奈木IC(熊本県葦北郡津奈木町)~水俣IC(水俣市ひばりヶ丘)間(延長5・6㌔、2車線)が3月2日午後4時に開通すると発表した。開通前の午前11時から、水俣ICで開通式典が開催される。
「芦北出水道路」は、高速定時性の確保により、九州南西部の広域的な連携や地域の活性化等を支援するとともに、災害時における代替路として機能する延長29・6㌔の自動車専用道路。
今回の開通により、アクセス性を活かし、水俣市で生産している「みなまた茶」のPRなど地域産業活性化への取組みを支援するほか、熊本県・鹿児島県・宮崎県との観光面でさらに地域間連携が図られ、観光振興による地域活性化が期待される。
「芦北出水道路」は1993年度に事業化。芦北IC~津奈木IC間(延長7・7㌔)は16年2月に開通済みで、残る水俣IC~出水IC間(延長16・3㌔)も早期開通に向け事業中となっている。鹿児島県区間を含む総事業費は1568億円。