静岡県浜松市とNEXCO中日本東京支社は1月31日、東名高速道路の「舘山寺(かんざんじ)スマートIC」を3月17日午後4時に開通すると発表した。当日は、開通式典を開催する予定。
舘山寺スマートIC(静岡県浜松市西区呉松町地内)は、浜松西IC~三ヶ日IC間の浜松西ICから3・9㌔、三ヶ日ICから6・7㌔地点に設置され、ETC搭載車の全車種が、全方向(東京方面、名古屋方面)を24時間利用できる。主なアクセス道路は、県道引佐舘山寺線(東京方面)、県道湖東舘山寺線(名古屋方面)。12年12月に浜松市スマートIC地区協議会を設立し、翌年6月国交省から連結許可を受け、同年7月事業着手。
今回の開通により、東名高速から舘山寺温泉など舘山寺地域等の観光地へのアクセス向上による観光客の増加や、観光交通分散化による交通混雑の緩和と改善が期待される。また、物流の効率化による地域産業の発展、地域活性化、災害時の救急・救援・支援活動の迅速化など、多面的な効果が期待される。
開通発表を受け、鈴木康友浜松市長は「舘山寺地域に代表される浜名湖東岸の観光地に最も近いICであり、東名高速道路とのアクセスが向上することで、観光客の増加や、観光交通が分散化されることにより交通混雑が緩和されるものと大変期待している」とコメントを発表した。