ＮＥＸＣＯ西日本は５月17日、高速道路の老朽化に伴い、調査・点検作業をより一層効率化するため、調査・点検時のモニタリング・画像技術の開発会社「フジエンジニアリング」を子会社化したことを発表した。
現在、ＮＥＸＣＯ西日本が管理する高速道路約３５００㌔のうち、約４割が開通から30年を超え、老朽化が進んでいる。そのため、道路ネットワークの機能を長期にわたって健全に保つため、高速道路の大規模更新、大規模修繕事業を進めているが、今後、更なる老朽化の進行に伴い、調査・点検箇所が増加する一方、必要となる技術者不足も懸念されている。
「フジエンジニアリング」は、調査・点検におけるモニタリング・画像技術の開発を行うための研究・調査及び解析、モニタリング、技術支援などを主な業務としており、これまでＮＥＸＣＯ西日本グループと協働で技術開発を実施してきた。
同社を子会社化したことで、これまでグループ全体で蓄積した技術・知識及び経験と、フジエンジニアリングがもつ新技術を活用して、調査・点検技術開発を促進し、調査・点検作業の効率化を図っていくとしている。
フジエンジニアリングの概要は次の通り。
▽代表取締役社長＝杦本正信（すぎもと・まさのぶ）▽資本金30百万円（出資割合１００％）▽社員数38人▽本店所在地＝〒５３２-０００２大阪府大阪市淀川区東三国５丁目５番28号ＴＥＬ０６（６３５０）６１３０
