国土交通省は8月28日、20年度予算の概算要求をまとめた。一般会計の国費総額は前年度(臨時・特別措置を除く通常分)と比べ18・4%増の7兆101億円。総額が7兆円超えとなるのは10年度要求以来10年ぶりで、防災・減災対策等を強力に取り組む。
このうち公共事業関係費は、同19・4%増の6兆2699億円で、15年度分から6年連続で6兆円を超える要求となった。防災・減災に向けた「3カ年緊急対策」の関連経費について、19年度予算では通常分と別枠の「臨時・特別の措置」約7000億円を盛り込んでおり、20年度予算でも同程度の上積みが検討される見通し。